マツダデミオの外観(前から、部分)

マツダ・デミオの系譜!初代から現行型まで!マイナーチェンジも一覧に

このページでは、親記事「【マツダ・デミオ】中古購入のすべて!現行型の相場は?安く買う方法は?」を補完するかたちで、デミオ(Mazda2)の系譜を、カタログ的に整理しています。まだまだ不完全ですが、時間をかけて充実させていきたいと思っております。私が集めている初代以降のカタログの一部も写真でご紹介させていただきますね。すこしでも役に立てば、うれしいです。デミオが気になっているすべてのかたに捧げます。

中古車販売店に行ったら、2代目デミオを見かけたよ。
あぁ、あのデミオも最高にいいクルマですね。私は以前、初代や2代目デミオをレンタカーで借りてよくカッ飛ばしましたよ。
昔のデミオは馬力があったんですか?
す、すごい格好してますね。デミオはハイパワーで爆走するタイプではなくて、キビキビと走れるのが持ち味のクルマです。そういうDNAは現行型デミオも継承していると思いますよ。

【マツダ・デミオ】初代(旧型、DW系)1996-2002年

初代デミオのカタログ

初代デミオのカタログ

初代デミオのカタログでは、自転車も積み込めるとうたっている

初代デミオのカタログでは、自転車も積み込めるとうたっている

初代デミオの基本データ
発売時期1996年8月
ボディタイプ5ドアステーションワゴン
定員5人
全長×全幅×全高3,800mm × 1,650-1,670mm × 1,500-1,535mm
ホイールベース2,390mm
車両重量900 - 1,020kg
最小回転半径4.7m
エンジン1.3L 直4 SOHC
1.5L 直4 SOHC
最大出力83ps/6,000rpm
100ps/6,000rpm
最大トルク11.0kg-m/4,000rpm
13.0kg-m/4,500rpm
駆動方式FF
トランスミッション5MT/3AT(後期は4AT)

親記事「【マツダ・デミオ】中古購入のすべて!現行型の相場は?安く買う方法は?」でも若干ふれましたが、初代デミオは、マツダが経営危機に陥っていたときにデビューしました。

マツダは、1980年代後半に、販売店をマツダ店、アンフィニ店、ユーノス店、オートザム店、オートラマ店という5チャンネルに拡大しました。

違いがよくわからない5チャンネルに向けて、バブルの申し子のような多様な車種を投入しましたが、これが大失敗に終わります。

バブル崩壊後、販売店網の再編を急ぐ多難な時期に、あまり注目されず、地味に登場したのが初代デミオでした。

「デミオ」という車名は、スペイン語の「私の(もの)」を意味する「de mio」からきています。

「自分流に工夫して楽しむ車」という趣旨から付けられました。

このクルマが、マツダの経営危機を救うほどの大ヒットとなります。

おりしも日本は、ステーションワゴンとミニバンがブームを迎えていました。

そこで初代デミオは、ワゴン的な要素や、ミニバン的な要素を入れて、何でも詰めこめる実用車としてデザインされました。

機械式駐車場にも余裕で入る小さなクルマなのに、使い勝手がいい!

初代デミオのCМには、アメリカのプロ・バスケットボールのスコッティ・ピッペン元選手が起用され、小さいクルマなのに大きな彼が乗っても楽しい!とアピールしています。

そんなデミオは、驚くほど高い評価を得ました。

この飾り気のない実用車は、バブル崩壊で贅沢なものを敬遠するようになっていた当時の人々におおいに受け入れられました。

このクルマが、いまのデミオの「先祖」ということになります。

前期型:1996年8月 ~ 1997年9月

初代デミオは、経営危機の最中に開発されたので、それ以前に販売されていたコンパクトカー「レビュー」のシャシーやエンジンを流用してつくられました。

要するに、あまりお金のかかっていないクルマでした。

乗り心地もよくありませんでしたが、実用重視の飾り気のないデミオを、当時の世の中は大歓迎しました。

中期型:1998年9月 ~ 1999年12月

販売好調を受けて、中期モデルでは、内外装を改善しています。

乗り心地も、前期モデルよりはよくなりました。

後期型:1999年12月 ~ 2002年8月

大ヒットにともない、デミオはさらに内外装を磨きこまれていきます。

ボンネットやフェンダーミラーの形状まで変更されました。

また、助手席エアバッグ、ABS、ブレーキアシストなどを全車標準装備とし、安全性能を大幅に向上させました。

安全装備を重視するDNAは、いまのデミオに継承されていきます。

 

【マツダ・デミオ】2代目(旧型、DY系)2002-2007年

2代目デミオのカタログ

2代目デミオのカタログ

2代目デミオのカタログでも、室内の広さを強調している

2代目デミオのカタログでも、室内の広さを強調している

2代目デミオの基本データ
発売時期2002年8月
ボディタイプ5ドアステーションワゴン
定員5人
全長×全幅×全高3,925-3,930mm × 1,680mm × 1,530-1,545mm
ホイールベース2,490mm
車両重量1,070 - 1,180kg
最小回転半径4.9m
エンジン1.3L 直4 SOHC
1.5L 直4 SOHC
最大出力91ps/6,000rpm
113ps/6,000rpm
最大トルク12.6kg-m/3,500rpm
14.3kg-m/4,000rpm
駆動方式FF/4WD
トランスミッション5MT/4AT

初代デミオが大ヒットしたことから、2代目デミオは、そのコンセプトを引き継ぎ、実用車として磨きこまれていきました。

シートを折りたためば広大な空間ができる!と、宣伝でうたわれました。

モデルは、初代を踏襲する「CASUAL」、スポーティー仕様の「SPORT」、明るい内装の「COZY」という3種類に分けられました。

シャシーは当時、提携関係にあったアメリカのフォードと共同開発しました。

エンジンも新開発され、その結果、動力性能もずいぶんよくなりました。

この2代目から、欧州仕様の「Mazda2」が設定され、これが3代目のコンセプトを決定づけることになります。

前期型:2002年8月 ~ 2003年11月

2代目デミオは、初代と同様に、外見もインテリアも極めて実用的ですが、質感は初代よりもよくなっています。

初代と同じように、ワゴンとしての使い勝手もいいクルマでした。

中期型:2003年11月 ~ 2005年4月

国交省の低排出ガス車認定制度に対応して、最高ランク「超-低排出ガス」認定のクルマへと改良されました。

またボディカラーを13色に増やすなどの充実がはかられました。

後期型:2005年4月 ~ 2007年7月

グリーン税制に対応して、全グレードで燃費を向上させました。

明るい内装の「COZY」モデルは廃止。

その一方、「SPORT」モデルには専用グリルを付与して、より精悍なクルマにしました。

 

【マツダ・デミオ】3代目(旧型、DE系)2007-2014年

3代目デミオ(Mazda2) (写真提供=Shutterstock)

3代目デミオ(Mazda2) (写真提供=Shutterstock)

3代目デミオのカタログ

3代目デミオのカタログ

3代目デミオのカタログでは、おしゃれな内外装をアピールしている

3代目デミオのカタログでは、おしゃれな内外装をアピールしている

3代目デミオの基本データ
発売時期2007年7月
ボディタイプ5ドアハッチバック
定員5人
全長×全幅×全高前期:3885-3,895mm × 1,695mm × 1,475mm
後期:3,900mm × 1,695mm × 1,475mm
ホイールベース2,490mm
車両重量970 - 1,070kg
最小回転半径4.7m
エンジン1.3L 直4 DOHC
1.3L 直4 DOHC(ミラーサイクル)
1.5L 直4 DOHC
最大出力91ps/6,000rpm
90ps/6,000rpm
113ps/6,000rpm
最大トルク12.6kg-m/3,500rpm
12.2kg-m/4,000rpm
14.3kg-m/4,000rpm
駆動方式FF / 4WD
トランスミッションCVT / 4AT / 5MT

3代目デミオは、デザイン性の高いパーソナル・コンパクトカーへと大きく変貌をとげました。

それは、マツダがヨーロッパに本格進出するための切り札と位置づけられたからです。

ヨーロッパでは、コンパクトカーはサイズによってAセグメントから、Bセグメント、Cセグメントまでに区分けされています。

2代目までのデミオは、BセグメントとCセグメントの中間くらいのサイズ感で、要するに、ヨーロッパで戦うには、中途半端なクルマでした。

そこで3代目デミオは、Bセグメントにドンピシャの大きさまでダウンサイジングされました。

ライバルは、フォルクスワーゲンのポロあたりでした。

3代目デミオは、こうして後部座席や荷室がせまくなりました。

その一方、ヨーロッパでも十分に戦えるデザイン性を得て、パーソナル感をぐっと高めました。

3代目デミオのカタログでは、初代や2代目のような「広大な空間」をうたう文句は消え、「おしゃれ」「キュート」など、デザイン性の高さをアピールする言葉がちりばめられています。

3代目デミオでは、メカニズムの変革もおこなわれています。

燃費効率のいい「ミラーサイクル」というエンジンを採用することで、燃費を改善しています。

さらに、2011年のマイナーチェンジでは、マツダが社運をかけて開発した次世代技術「スカイアクティブテクノロジー」を初めて採用しました。

世界一の高圧縮比を誇る1.3リットルの直噴エンジン「スカイアクティブ-G 1.3」を搭載し、アイドリングストップ機能も加えたことで、燃費効率は格段によくなりました。

スカイアクティブのエンジンは、少ないアクセル操作で俊敏に反応します。

だから、走りのよさは損なわれず、むしろ、滑らかになりました。

このように、3代目デミオが切り開いた方向性は、4代目デミオに継承され、大きく開花していくことになるのです。

前期型:2007年5月-2011年6月

デミオはここでガラリと変わりました。

それまでの背の高いミニワゴン的なクルマから、小さくてパーソナル感の強いコンパクトカーへと生まれ変わったのです。

3代目デミオのスタイリッシュな外観は、ヨーロッパの人たちからも高く評価されました。

中期型:2011年6月-2012年5月

マツダ車のなかで先頭を切って、デミオにスカイアクティブテクノロジーが搭載されました。

この結果、デミオは燃費効率がグッとよくなりました。

燃費といっしょに、走りにも磨きがかかりました。

後期型:2012年6月-2014年9月

後席6:4分割可倒式シートを標準装備するなど、装備の充実がはかられました。

同時に、グレード体系がすこし整理されました。

 

【マツダ・デミオ】4代目(現行型・新型、DJ系)2014年-

4代目デミオ(Mazda2) (写真提供=Shutterstock)

4代目デミオ(Mazda2) (写真提供=Shutterstock)

4代目デミオ(Mazda2) (写真提供=Shutterstock)

4代目デミオ(Mazda2) (写真提供=Shutterstock)

4台目デミオの基本データ
発売時期2014年9月
ボディタイプ5ドアハッチバック
定員5人
全長×全幅×全高4,060mm × 1,695mm × 1,490-1,525mm
ホイールベース2,570mm
車両重量1,010-1,240kg
最小回転半径4.7m / 4.9m(XD ツーリング系)
エンジンガソリン前期:1.3L 直列4気筒 直噴DOHC
ガソリン後期:1.5L直列4気筒 直噴DOHC
ディーゼル:1.5L 直列4気筒 直噴DOHCターボ
最大出力ガソリン前期:92PS/6000rpm
ガソリン後期:110PS/6000rpm
ディーゼル:105PS/4000rpm
最大トルクガソリン前期:12.3kgf・m/4000rpm
ガソリン後期:14.4kgf・m/4000rpm
ディーゼル:22.4kgf・m/1400-3200rpm
駆動方式FF/4WD
トランスミッション前期ガソリン:5MT/6AT
後期ガソリン:6MT/6AT
ディーゼル:6MT/6AT

4代目デミオは、3代目デミオが開拓した路線をさらに突き進むために生まれてきました。

このクルマは、ヨーロッパでも勝ち残っていけるように、いっそうデザイン性が高められました。

デザインテーマ「魂動 -Soul of Motion」をもとに、ネコ科の野生動物がこれから疾駆するイメージのエクステリアデザインが付与されました。

これほどパーソナル感の高い、カッコいいコンパクトカーは、日本ではなかなか見当たらないと私は思います。

そして、3代目から投入されたマツダの次世代技術「スカイアクティブテクノロジー」が、4代目デミオでさらに進化をとげました。

高出力と高燃費を両立させた1.5リットル ディーゼルターボエンジンは、高い評価を得るようになりました。

ガソリンエンジンも、途中から1.5リットル版が投入され、「走りのデミオ」のイメージをいっそう強固なものにしました。

前期型:2014年9月-2018年8月

4代目デミオは、このクラス唯一のディーゼルエンジンを売り物にして注目を浴びました。

デミオのディーゼルエンジンは、ディーゼルのクセを抑えて、とても扱いやすくしています。

ディーゼル特有のトルク感で、運転を楽しめます。

同時に、燃費効率が非常にいいクルマとなりました。

後期型:2018年8月 -

どちらかといえば、1.5リットル ディーゼルターボエンジンのかげに隠れがちだった1.3リットル ガソリンエンジンを、1.5リットルに格上げしました。

価格は据え置きましたので、割安感も強まりました。

現在、4代目デミオは、ディーゼルとガソリンの2トップで快進撃を続けています。

ディーゼルとガソリンのどっちがいいか、ユーザーはさらに悩むことになりました。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

 

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