デミオでドライブ(写真提供 = Adobe Stock)

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初代デミオ時代から感じたマツダの「人馬一体」の走り

ずいぶん以前から、私の近くにはデミオがいました。不思議な縁で、デミオはいつも私の相棒としてがんばってくれました。いま、4代目デミオがその走りのよさで評価されていますが、デミオの走りのよさは、初代から受け継がれてきたものです。この記事では、かなり主観的な視点をまじえて、「人馬一体」と形容されるデミオの走りについてまとめてみたいと思います。

私は、まだ悪ガキだったころ、マツダのコンパクトセダン、カペラの大ファンでした。学生時代、運転免許の合宿教習で山形県に滞在したときに、古いカペラの教習車に乗れて感激しました。
何だかいきなり、超個人的な話に入りこんでますねぇ……。それだけマツダが好きということですね。
マツダ以外のクルマも好きですけどね。そういうわけで、今回は、マツダファンとして、初代からずっとデミオを長く乗り続けてきた立場から、お話させてください。

走りのいいコンパクトカーといえば…

トヨタ・スターレット

走りのいいコンパクトカーとして、私が真っ先に思い出すのは、トヨタのスターレットです。

1999年にヴィッツが登場するまで、トヨタのちっこいクルマの代表選手でした。

1973年から1999年まで生産されたこのクルマは、時代を経るにつれて大型化されましたが、最終モデルでも全幅は1,625mmしかありませんでした。

このクルマが、実によくキビキビと走る、楽しい安グルマでした。

アクセルを踏みこんで高回転域までブンブン回すと、軽量ボディがかっ跳ぶようでした。

実際、「かっ跳び」「韋駄天」などの異名をとった名車です。

商用車としても広く使われていました。

私も出張先でレンタカーを借り、ずいぶんと走りました。

けれども、スターレットは1999年、ヴィッツにとって代わられます。

私はヴィッツも好きで、いまもよく乗りますが、どうしても名車スターレットを繰った原体験が残像として残っています。

ヴィッツの着座位置はスターレットよりも高いです。

ヴィッツのパッケージングはのちに世界中のコンパクトカーに影響を与えていくわけですが、スターレットとの楽しかった思い出がベースにある私の場合、もっとスポーツカーのように低重心で運転できるクルマに目がいってしまいます。

 

初代デミオの走り

「スターレットロス」になっていた私の前に登場したのが、初代デミオでした。

私は、マツダのカペラやファミリアが好きでしたので、マツダからこのちっこいクルマが出たことに狂喜しました。

1996年に登場したこのクルマは、レンタカー会社でもたくさん扱っていました。

初代デミオは、スターレットのようにキビキビと動く安グルマでした。

シートに身を沈めたときの感触も、操舵感も似ていました。

このクルマは、バブル崩壊後、あまり開発経費をかけないでつくられたそうですが、「走る・曲がる・止まる」がとても機敏で、乗っていて楽しかったです。

マツダは、愛馬と呼吸を合わせて疾駆するように「人馬一体」の走りを目指しているわけですが、この「人馬一体」は、すでに初代デミオの段階でも運転していて感じられました。

いいクルマだなと愛着を感じました。

私は運転好きですが、運転が苦手で、しかも方向音痴です。

いまでこそナビに支えられてフツーに走れますが、このころにはナビなど存在していません。

だから私は方向音痴の才能が炸裂してしまい、なぜか東のはずの方角に太陽が沈んだりしていました。

そんな天変地異?に驚愕しながら、間違えて入りこんだ狭い道から脱出し、大急ぎでくねくね道を疾駆したりしていました。

そんなへっぽこ運転手の意思にも忠実に応えて、初代デミオはよく走ってくれました。

私は、カッコよくなった4代目デミオにぞっこんになったというよりは、初代から継承されている「人馬一体」の走りにほれて、デミオファンを続けている気がします。

 

2代目デミオの走り

2代目デミオがレンタカーとして出回り始めたのは2003年ごろだったと思います。

当時、中国地方に勤務していた私は、マツダのおひざ元ということもあって、ずいぶんレンタカーでこのクルマに乗ることができました。

台風の後、クルマが1台通るのが精いっぱいの道を300メートル以上進んで、目の前に木が倒れていてバックを余儀なくされたことがあります。

そんなときも、デミオならスムーズでした。

この時期、私は、ナビにまだ描かれていない工事中の道路などに入りこんでしまい、よくバックしました。

デミオくらいのサイズ感ですと、私にもバック数百メートルくらいが可能です。

バックのときは、クルマとの一体感が結構重要ですね。

デミオは、後方への走りもよくできていると、妙な関心をさせられました。

 

3代目デミオの走り

新聞記者としての取材で地方に1カ月ほど滞在していたとき、レンタカーで軽自動車をずっと借りておりました。

最初、レンタカーの営業所で軽自動車を借りる際、となりで若い女性がこの3代目デミオを借り出そうとしていました。

むむっ、うらやましい~。

アップダウンばかりの山間部で軽自動車を運転するのは結構しんどいです。

時速80kmまでいくともう限界点に来ている感じでした。

同じエリアでその後、1週間ほど、あこがれの3代目デミオを借り出して乗ってみたところ、この新しいデミオは見事な走りっぷりでした。

例によって、ナビがあっても道に迷うドライバーにしたがって、このクルマ(FF)は、雪道もそつなくこなしてくれました。

日光のいろは坂も顔負けのきびしい山道も、ストレスなく走れました。

私はメカには弱いですが、たくさん乗っていれば、そのクルマが安心できる走りなのかどうかはわかります。

妙にかわいくなってしまったルックスには驚きましたが、走りは明らかに初代からの「人馬一体」を引い継いでいました。

 

4代目デミオの走り

4代目デミオにはこれまでどれだけ乗っているかわかりません。

このクルマでも、私は迷ドライバーぶりをいかんなく発揮しております。

高速道路では、とても直進安定性がよくなったものだからルンルン気分でまっすぐ走っていて、分岐点へずいぶん高速のまま入ってしまったことがあります。

急カーブに耐えながら、この新型デミオの横滑り防止のおかげで難を逃れました。

あるときは、クルマ1台が通るのが精いっぱいの道に入りこんで、目の前に今度は「通行止め」の看板が立ちふさがっているピンチに遭遇しました。

しかも、大学が近かったために、通行する学生たちに前後左右を囲まれて立ち往生しました。

それでも4代目デミオには、バックモニターやコーナーセンサーなどの心強い機能が備わっています。

学生さんたちに謝りまくりまながら、わずかな空き地を利用してUターンすることができました。

こんな芸当は、最小回転半径が4.7メートルで、クルマまわりの状況がつかみやすいデミオだからできたのだと思っております。

デミオはどこまでも「人馬一体」でドライバーを助けてくれるクルマです。

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

 

 

 

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