アウディA1(写真提供 = Shutterstock)

マツダ vs アウディ!コンパクトカーデザインの技量はどっちが凄い?

私がマツダ・デミオを購入することを家族会議で却下され、落ち込んでいたときに、まず目に飛び込んできたのは、アウディの最小コンパクトカーであるアウディA1でした。コンパクトカーとして真ん中のBセグメントで、デミオとまともに激突する大きさのクルマです。結局、このクルマも小さすぎるということで再び、家族会議でダメ出しされたのですが、この間に私なりにデミオとアウディA1をカーシェアリングで乗り比べて、いい勉強になりました。この記事では、ちょっとデミオびいきの立場から、この2台のクルマのデザイン性についてまとめたいと思います。

東京都内で一時期、アウディA1を探し求めてフラフラ歩き続けている怪しいオジサンがいたそうです。アウディA1を見かけたら、車道まではみ出して撮影していたとか。それが、あなただったのではないかという説が浮上しています。どうなんですか?
誰がそんなくだらないことをうわさしてるんですか!?  というか、その話、つくってません? ただ、私が一時期、アウディA1を探して原宿、表参道などをずいぶんふらついていたのは事実です……。今回は、そのあたりに関係するお話をさせてください。

流麗なアウディが小さなクルマの世界だと…

アウディA1は、デミオと同じように小さくて、キビキビ運転できるいいクルマです。

個人的には、昔、アウディ・クワトロにあこがれたときもありました。

雪道にも強い、4WDセダンの代名詞みたいな名車でした。

以来、いつかはアウディに乗れるようになりたい!と思っていました。

東京都心を走るアウディを見かけたら、つい振り向いてしまう隠れアウディファンでした。

だから、アウディA1を見たときには最初、デミオの代わりになるかもと思いました。

けれども、冷静に見比べたらやっぱりデミオのほうがカッコいいという結論になりました。

あくまでも私の場合の結論です。

アウディはロングボディのときには流麗なデザインが見事にはまって、本当にカッコいいです。

けれども、流麗なデザインは短いボディでは生きてきません。

現行型アウディA1にはコンパクトカーの造形美みたいなのは、私には感じられませんでした。

かつてBМW1シリーズが生まれたてのころ、1シリーズも、3シリーズの後部トランクルームをちょん切ったような造形で、やはりあまりカッコいいとは思えませんでした。

1シリーズもデザイン的に磨かれるまでに、ちょっぴり時間がかかったように思います。

同じように、現行型アウディA1も、まだどこかデザイナーさんに手を入れてもらいたくなる未完成なものを感じさせられます。

 

それでも、もしかしたらカッコいいアウディA1もあるのではと、まったく意味不明な期待を持ってタウンウオッチングならぬ、カーウオッチングもしました。

屋根の上に、いわゆるルーフボックスを搭載したアウディA1は、なかなかおしゃれでした。

これはいい!と思いましたが、それでは我が家の駐車場にはうまく収容できません……。

 

野生動物の瞬間の迫力をとらえたマツダの造形美

これに対して、マツダ・デミオはどうでしょうか。

アウディが流麗なロングボディのクルマを輩出しているのと同じように、マツダも、ロングボディでカッコいいクルマを出しています。

そもそもマツダの統一デザインコンセプトは、「魂動」です。

これは、生命感あふれるダイナミックなかたちです。

早い話、チーターなどの野生動物がサバンナを駆けるときのような伸びやかさが命です。

ロングボディなら、伸びやかさを表現するのはまだやりやすいと思います。

けれども、小さくて短いボディで伸びやかさを表現するのは、素人から考えても、ちょっと至難の業です。

実際、マツダのデザイナーさんたちは苦しんだそうです。

「ちゃぶ台返し」も続いたようですが、最終的に、すごいデミオが誕生したわけです。

デミオのショートボディは、野生動物が疾駆する直前、うちにためたエネルギーを爆発させる前の瞬間の力強さを表現しました。

これから跳びかかっていきそうな凝縮した体躯は、コンパクトカーでは最近、あまり例を見ないすばらしい造形美だといえます。

 

新型アウディA1も筋肉増量

新型アウディA1(写真提供 = Shutterstock)

写真提供 = Shutterstock

カーシェアリングで乗るたびに、デミオはマッチョだなあと見とれます。

Aピラー(フロントウインドーまわりの骨格)を後ろへ引いたデザインだから、後方のマッチョ感が強調され、本当に、これから跳びかかっていくようなパワーを発散させています。

 

そして次期アウディA1が、デミオと同じように、とてもマッチョ感を打ち出してきました――。

新型アウディは、すでにヨーロッパでは発売されており、日本にも、もうすぐ入ってくる見込みです。

今度のアウディA1はカッコいいです。

アウディといえば、流麗なフォルムとともに、迫力あるフロントグリルが大きな特徴になっています。

このフロントグリルが、新型A1ではより精悍になりました。

ほかの兄弟車と同じように、大きな顔の野生動物が牙をむきだしているようなイメージです。

私は以前、新聞社時代にアウディがなぜフロントグリルを大きくし始めたのか、関係者に取材したことがあります。

そのとき、メルセデスやBМWなどのライバルに埋もれないように目立たせる必要があったという話を聞きました。

アウディA1も迫力をつけるために、フロントグリルを目立たせたのでしょうね。

全高も大きくしたことで、マッチョ感が高まっています。

デミオがネコ科の野生動物なら、新型A1は、牙むき出しの筋肉質な狼という感じです。

デミオと新型アウディA1に共通していえるのは、ある種の「凝縮感」です。

増量されたマッチョ感とでもいいましょうか。

考えてみれば、私がタウンウオッチングならぬカーウオッチングで、ルーフボックスを搭載したA1をカッコいい!と感じたのも、増量されたマッチョ感にズキュンときたのかもしれません。

コンパクトカーのデザインといえば、かわいらしさを打ち出したものが多いですが、デミオや新型アウディA1のマッチョなデザインは、より新鮮でオリジナリティーを感じさせられます。

マツダとアウディが見せてくれたデザイン技量にただただ感服です。

いずれ劣らぬ技量です。

こういうカッコいいコンパクトカーに乗れるようになるなんて、面白い時代になりましたね!

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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