トヨタヴィッツの外観(後ろ姿)

【マツダ・デミオ vs トヨタ・ヴィッツ】走り・広さ・燃費などを比較

コンパクトカーといえば、トヨタのヴィッツを抜きにしては語れません。ヴィッツはモデル末期に入っており、次期モデルが2020年3月ごろ発表されるともいわれています。けれども現行型はいまも人気で、依然としてマツダ・デミオの強力なライバルになっています。そこでこの記事では、親記事「【マツダ・デミオ】ライバル車と徹底比較!走りは?後席 荷室の広さは?」を補完するかたちで、デミオとヴィッツを徹底比較したいと思います。大きさから価格、走り、燃費、安全性能までくわしくみていきますのでご参照ください。

トヨタ・ヴィッツはいまもよく売れていますね。
そうなんです。信じられないですよね。アクアと同じく、モデル最晩年なのに、いまも月間販売台数ランキングで上位をキープしています。ヴィッツも、熟成されたいいクルマだと思います。
デミオとヴィッツでは、どっちがいいのかな?
ヴィッツ購入を検討するときに気をつけていただきたいのは、グレードによって走りも内装もかなり異なるという点です。ヴィッツの上級モデルだったら、デミオよりいいと感じる人がいるかもしれませんね。

トヨタ・ヴィッツ外観 横

フルモデルチェンジが近づく

モデル末期に入ったヴィッツ

見えてきた次期モデル

現行型ヴィッツは、2010年12月にデビューしました。

2020年3月ごろには、次期モデルが発表されるといわれています。

日本国内の次期モデルは、より精悍なフロントマスクになる見込みです。

5ナンバー枠を維持しながらも、室内スペースは現行型より広くなりそうです。

そして次期モデルからは、呼称が「ヴィッツ」ではなくなると伝えられています。

世界で使われている「ヤリス」に統一されます。

確かに、国内だけ独自の呼称を使い続けることにはあまり意味がありません。

「ヤリス」で参戦している自動車レースの宣伝効果が日本国内には波及しにくいなどの弊害のほうが多いので、呼称をそろえることになるようです。

現行型ヴィッツはいまも魅力的

このようにフルモデルチェンジが近づき、いろんな情報が飛び交っている状況ですが、それでも現行型のヴィッツは人気が衰えません。

それはトヨタ・アクアと同様に、毎年改良が繰り返され、どんどん魅力的になっているためです。

ヴィッツ購入者の多くは価格志向が強く、比較的安いグレードが販売の中心になっています。

これらのモデルが先進安全性能を高めるなど、いまも磨きこまれています。

さらに、ハイブリッドモデルやGRスポーツなどの個性派モデルも追加されており、現行型ヴィッツには依然として死角がありません。

そんなヴィッツとデミオを見比べていくことにしましょう。

 

【マツダ・デミオ vs トヨタ・ヴィッツ】広さは? 人気度は?

トヨタ・ヴィッツ後部座席の広さ
トヨタ・ヴィッツ後部座席の足元の広さ
トヨタ・ヴィッツ荷室

 デミオS(FF)ヴィッツF
1.3リットル(FF)
現行モデル2014年9月~2010年12月~
タイプハッチバックハッチバック
定員5人5人
全長4,060mm3,945mm
全幅1,695mm1,695mm
全高1,525mm1,500mm
室内長1,805mm1,920mm
室内幅1,445mm1,390mm
室内高1,210mm1,250mm
車両重量1,050kg1,000kg
最小回転半径4.7m4.7m
月間販売台数6,474台10,977台

多彩なラインナップのヴィッツ

デミオは、大きくガソリンとディーゼルの2モデルに分かれています。

ラインナップは比較的シンプルです。

これに対して、ヴィッツは、パワートレインだけをみても、1.0リットル、1.3リットル、1.5リットルのガソリンエンジンと、ハイブリッドの合計4種類あります。

さらにグレードによって内外装などのしつらえがずいぶん違います。

デミオに比べ、ラインナップが多彩です。

ヴィッツの場合、どのモデルを選ぶかによって走りもインテリアも異なります。

だから、よく吟味してご自分にいちばん合った1台を見つけてくださいね。

上の比較表は、それぞれの標準グレードで大きさなどの基本データを比べたものです。

この表からは、次のことがわかります。

ヴィッツはデミオよりも小さい

全長、全高が小さい

ほんの少しだけですが、ヴィッツはデミオよりも全長、全高が小さいです(全幅はともに5ナンバー枠いっぱいの1695mmです)。

現行型ヴィッツは、Bセグメントのコンパクトカーのなかで最も小さい部類に入ります。

もしあなたが、できるだけコンパクトなクルマを求めているとしたら、ヴィッツのほうがそれに近いかもしれません。

室内はヴィッツが健闘

この大きさですと、室内の広さはあまり期待できないものですが、ヴィッツの室内は比較的広いです。

室内長、室内高でデミオを上回っています。

デミオがデザインを重視しているということもありますが、ヴィッツのパッケージングが秀逸だといえます。

さすがはヴィッツという結果です。

販売台数ではヴィッツが圧倒

上の比較表で、「月間販売台数」とあるのは、日本自動車販売協会連合会が発表した2019年3月の実績データです。

ヴィッツは同月、ノート、アクア、プリウス、セレナに次いで5位にランクインしています。

ヴィッツは、トヨタの販売力にも支えられて、モデル末期のクルマなのにいまだに販売台数でデミオを凌駕しています。

逆にいえば、街にヴィッツがあふれていますので、デミオのほうが新鮮かもしれませんね。

 

【マツダ・デミオ vs トヨタ・ヴィッツ】価格は? 走りは? 燃費は?

トヨタ・ヴィッツ外観 前
トヨタ・ヴィッツ外観 後

もう少しくわしくデミオとヴィッツを比較していくことにしましょう。

いろんなグレードを十把一絡げに比べたら、わかりにくくなりますので、廉価グレード、標準グレード、話題のグレードの3つに分けてみていくことにします。

燃費については、国交省「自動車の燃費性能に関する公表(平成31年5月1日現在)」から、国交省審査値であるJC08モード燃費値を引用させてもらっています。

廉価グレード デミオC vs ヴィッツF Mパッケージ

 デミオC(FF)ヴィッツF
Mパッケージ(FF)
車両本体価格1,393,200円1,181,520円
エンジン直列4気筒DOHC16バルブ直列3気筒DOHC
総排気量1,496cc996cc
最大出力110ps(81kW)/6,000rpm69ps(51kW)/6,000rpm
最大トルク14.4kg・m(141N・m)/4,000rpm9.4kg・m(92N・m)/4,300rpm
トランスミッション6ATCVT(無段変速車)
燃料タンク容量44リットル42リットル
使用燃料レギュラーガソリンレギュラーガソリン
燃費(JC08モード)19.2km/リットル21.6km/リットル

まずはいちばん安いグレードで、デミオとヴィッツを比較してみます。

デミオでいちばん安いモデルは、1.5リットルガソリンエンジンのデミオCです。

デミオCは、標準グレードのデミオSに比べて、カーナビがついていない(デミオは純正ナビしか装着できないので、本当にナビ無しになります)などの違いがあります。

ただ、エンジンは上級グレードと同じ1.5リットル自然吸気でパワーがあります。

先進安全装備も標準でついています。

一方、ヴィッツは、1.0リットルガソリンモデルのヴィッツF Mパッケージです。

このヴィッツはとにかく安いです。

社用車・営業車などの用途をとくに想定しています。

だからドアミラーの折り畳みが手動式になっていたり、リアワイパーがついていなかったり、チープ感が漂います。

エンジンもパワーがありません。

先進安全装備もついていません。

ただ、できるだけ安くクルマを買いたい!というニーズには、ドンピシャで応えています。

価格面ではヴィッツF Mパッケージが圧勝、そしてクオリティの高いクルマという点では、デミオCが圧勝ということになりそうです。

標準グレード 1. デミオS vs ヴィッツF

 デミオS(FF)ヴィッツF
1.3リットル(FF)
車両本体価格1,490,400円1,481,760円
エンジン直列4気筒DOHC16バルブ直列4気筒DOHC
総排気量1,496cc1,329cc
最大出力110ps(81kW)/6,000rpm99ps(73kW)/6,000rpm
最大トルク14.4kg・m(141N・m)/4,000rpm12.3kg・m(121N・m)/4,400rpm
トランスミッション6ATCVT(無段変速車)
燃料タンク容量44リットル42リットル
使用燃料レギュラーガソリンレギュラーガソリン
燃費(JC08モード)19.2km/リットル25.0km/リットル

お薦めはこの2台

デミオのガソリン車でいちばん標準モデルといえるのは、デミオSです。

1.5リットルのエンジンは余裕がありますし、先進安全装備も含めて必要な装備はほぼついています。

お薦めのグレードです。

もう少し内装などをよくしたいなら、デミオSツーリング、デミオSツーリング Lパッケージなどを見ていくといいです。

同じように、ヴィッツでお薦めの標準グレードは、1.3リットルエンジンのヴィッツFです。

1.0リットルエンジンにもヴィッツFがありますが、ある程度、余裕の走りを期待したいなら、1.3リットルのヴィッツFのほうがお薦めです。

ヴィッツFには、標準的な装備はだいたい付いています。

ただ先進安全装備については、オプション装備になっています。

価格はデミオのほうが割安

デミオSとヴィッツFの本体価格はほぼ同じです。

ただ、前述のとおり、ヴィッツFには先進安全装備は標準装備されていません。

オプションで付けると、10万円近くかかります。

だから、もし先進安全装備を求めるなら、デミオのほうが割安となります。

あとは、どちらがより多く値引きしてもらえるかですね。

走りもデミオのほうが上

デミオSの1.5リットルエンジンは、ヴィッツFの1.3リットルエンジンよりも10馬力以上パワーがあります。

デミオのエンジンは、日常的によく使う低中回転域でトルクがありますので、走りに余裕があります。

ヴィッツの1.3リットルエンジンも、同じヴィッツの1.0リットルエンジンよりずいぶん滑らかで、この軽量ボディを俊敏に動かします。

それでも、デミオSのほうが、走りの面ではずっと上だといえるでしょう。

燃費はヴィッツが圧勝

燃費の面では、上の比較表にあるとおり、ヴィッツの圧勝です。

JC08モードで、デミオSが19.2km/リットルにとどまっているのに対して、ヴィッツFは25.0km/リットルを記録しています。

だから、走りのいいデミオSをとるか、燃費のいいヴィッツFをとるか、

この視点から選択するといいでしょう。

話題のグレード 2. デミオXD vs ヴィッツ ハイブリッドF

 デミオXD(FF)ヴィッツ
ハイブリッドF(FF)
車両本体価格1,814,400円1,819,800円
エンジン直列4気筒DOHC16バルブ・ディーゼルターボ直列4気筒DOHC+モーター
総排気量1,498cc1,496cc
最大出力105ps(77kW)/4,000rpm74ps(54kW)/4,800rpm、モーターは61ps(45kW)
最大トルク25.5kg・m(250N・m)/1,500~2,500rpm11.3kg・m(111N・m)/3,600~4,400rpm、モーターは17.2kg・m(169N・m)
トランスミッション6ATCVT(無段変速車)
燃料タンク容量44リットル36リットル
使用燃料軽油レギュラーガソリン
燃費(JC08モード)26.4km/リットル34.4km/リットル

ディーゼルとハイブリッドの対決!

最後に、デミオとヴィッツのそれぞれ個性的なモデルを比較することにしましょう。

デミオの場合は、このクラス唯一のディーゼルターボエンジンを搭載するデミオXDが個性的といえます。

ヴィッツのほうは、スポーツモデルも気になるのですが、ハイブリッドモデルについてお伝えしておきたいので、ヴィッツ ハイブリッドFをエントリーすることにします。

伝統的な加速か、近未来的な加速か

走りの面では、デミオXDとヴィッツ ハイブリッドFは、いい勝負だといえます。

どちらも200N・mを超える太いトルクでパワフルに走ります。

操舵感もいいです。

あとは、デミオXDの内燃エンジンの噴きあがっていく加速感が好きか、ヴィッツ ハイブリッドFのスムーズで近未来的な加速がいいか、好みによると思います。

ここでは、むしろ気になるのは、ヴィッツ ハイブリッドFと、同じトヨタ系であるアクアの違いかもしれませんね。

ヴィッツ ハイブリッドは、2017年1月のマイナーチェンジで追加されました。

ヴィッツ ハイブリッドとアクアはハイブリッドシステムを共用しており、価格もクルマの大きさもほぼ同じなので、どっちがいいのか、疑問に思う人は多いと思います。

結論を言うと、ヴィッツ ハイブリッドが4人乗車もこなせる実用車であるのに対して、アクアはクーペのようなパーソナル感が強いです。

アクアはヴィッツ ハイブリッドよりも着座位置が低いです。

空気抵抗が極めて少ないボディなので高速安定性があります。

そんな趣味性の高いクルマを求めるならアクアを、もっと実用的なクルマがいいならヴィッツ ハイブリッドを選ぶといいでしょう。

いずれにしても、ヴィッツ ハイブリッドもアクアも、デミオXDに比べてモーターの滑らかな加速が大きな特徴です。

それよりも、やっぱり伝統的なエンジンがよければ、デミオXDがかなりお薦めです。

 

トヨタ・ヴィッツに試乗するには…

ヴィッツの比較ならTOYOTA SHAREかディーラー

ヴィッツは、前述のとおり、グレードによってクルマの走りや乗り味がずいぶん異なります。

だから、どのヴィッツがいいか、できるだけ試乗して決めることをお薦めします。

いろんなヴィッツを乗り比べるなら、お薦めしたいのは、トヨタが独自に始めたカーシェアリングサービス「TOYOTA SHARE」です。

ここでは最新のヴィッツに、15分150円くらいの利用料金で乗ることができます。

先進安全装備だけでなく、車内にWi-Fi環境まで整えている最新モデルに乗ることができます。

出発した店と別の店で返却する「ワンウェイ」も可能です。

ただ、TOYOTA SHAREは、まだ拠点が東京都内などに偏っています。

もしあなたの自宅の近所にTOYOTA SHAREの拠点がなければ、最新モデルに試乗するためには、ディーラーを利用するのがいいでしょう。

トヨタの公式サイトで、ここから試乗予約することができます。

デミオとヴィッツの比較なら大手カーシェア

もしあなたが、デミオとヴィッツを乗り比べてみたいなら、両方のクルマが用意されている大手カーシェアリングサービスか、レンタカーを利用するといいでしょう。

とくにカーシェアリングであれば、15分200円くらいの利用料金で気軽に乗り比べ出来ますので、レンタカーよりもお薦めです。

最大手のタイムズカーシェアがいちばん、クルマを見つけやすいと思います。

タイムズカーシェアの公式サイトで、あなたの自宅近くの駐車場スポット(ステーション)を探してみてください。

うまくいけば、ひとつのスポットにデミオもヴィッツも用意されています。

頭で考えるよりも、まずハンドルを握ってみることをお薦めします。

きっと、どっちのクルマを欲しいのか、見えてくると思います。

 

カーシェアリングについては、TOYOTA SHAREも含めて、親サイトの下記の記事でくわしくご紹介しております。もしご興味があれば、立ち寄ってみてください。

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