日産ノートの外観(後ろ姿)

【マツダ・デミオ vs 日産 ノート】走り・広さ・燃費・安全性を比較

マツダのデミオと日産のノートって、どう違う?  これってなかなか面白い比較だと思います。国産コンパクトカーのなかでマツダ・デミオは、走りのよさをセールスポイントにしています。ところが、日産ノートに「e-POWER」モデルが登場し、こちらも走りを強調し始めました。それでは、デミオとノートのどちらがいいのでしょうか。この記事では、親記事「【マツダ・デミオ】ライバル車と徹底比較!走りは?広さは?安全性は?」を補完するかたちで、デミオとノートを徹底比較させていただきます。

日産ノート外観 横

【マツダ・デミオ vs 日産 ノート】広さは? 人気度は?

日産ノートの車内 後方から

日産ノートの後部座席

日産ノートの荷室

※ このクルマは日産ノートe-POWERです。

室内の広さではノートが勝る

まずマツダ・デミオと日産ノートの大きさなど、基本的なデータをみていきましょう。

下の表は、いずれも標準グレードであるデミオSとノートXの数字です。

全長や全幅などの外形の大きさは、あまり変わらないのですが、室内はノートのほうがデミオよりもかなり広いです。

 デミオS(FF)ノートX(FF)
現行モデル2014年9月~2012年9月~
タイプハッチバックハッチバック
定員5人5人
全長4060mm4100mm
全幅1695mm1695mm
全高1550mm1525mm
室内長1805mm2065mm
室内幅1445mm1390mm
室内高1210mm1255mm
車両重量1140kg1040kg
最小回転半径4.7m4.7m
月間販売台数6,474台16,647台

ノートは、室内長がデミオより26センチも長いです。

足元が広々としているわけでね。

室内幅ではデミオに負けますが、室内高では、デミオより4.5センチ広いです。

頭上がこぶし1個分くらい空いているわけです。

ノートのほうが室内が大きいといえます。

日産ノートは売れている!

上の比較表で、「月間販売台数」とあるのは、日本自動車販売協会連合会が発表した2019年3月の実績データです。

日産ノートは快進撃を続けていて、2019年3月も乗用車ブランド別の販売台数で、トヨタ・アクアやプリウスをおさえてナンバーワンになっています。

現行型のノートは、モデル発売当初は、どちらかというと地味な印象がありました。

けれども2016年11月におこなわれた4度目のマイナーチェンジで、シリーズ方式ハイブリッドシステム(エンジンでたくわえた電力でモーターを動かして走るしくみ)を採用した「ノートe-POWER」を発売しました。

ノートe-POWERは、アクセルペダルを踏みこむと、ものすごい勢いで加速します。

アクセルペダルから足を離すと減速するので、いわゆる「ワンペダル」で走りを楽しめます。

このモデルの大ヒット以降、ノート全車種のボディ剛性などをさらに磨きこんだ結果、日産を代表する花形車種に成長しました。

日産はトヨタに次ぐ販売力を誇りますから、いいクルマが出れば売れます。

マツダ・デミオは、販売台数でノートに水をあけられています。

 

【マツダ・デミオ vs 日産 ノート】価格は? 走りは? 燃費は?

日産ノート外観 前

日産ノート外観 後

次に、価格や走り、燃費などを比べてみましょう。

この点については、十把一絡げでみるよりも、廉価グレード、標準グレード、上級グレードで分けてチェックしたほうがわかりやすいと思います。

そこで、下記のように3グレード対決をしてみました。

燃費については、国交省「自動車の燃費性能に関する公表(平成31年5月1日現在)」から、国交省審査値であるJC08モード燃費値を引用させてもらいました。

廉価グレード デミオC vs ノートS

 デミオC(FF)ノートS(FF)
車両本体価格1,393,200円1,421,280円
エンジン水冷直列4気筒DOHC16バルブ水冷直列3気筒DOHC
総排気量1496cc1198cc
最大出力110ps(81kW)/6000rpm79ps(58kW)/6000rpm
最大トルク14.4kg・m(141N・m)/4000rpm10.8kg・m(106N・m)/4400rpm
トランスミッション6ATCVT(無段変速車)
燃料タンク容量44リットル41リットル
使用燃料無鉛レギュラーガソリン無鉛レギュラーガソリン
燃費(JC08モード)19.2km/リットル23.4km/リットル

いちばん手ごろなグレードを比べてみましょう。

まず車両本体価格はあまり差がありません。

ただ、後述のとおり、デミオは廉価グレードでも先進安全技術を標準装備していますから、それを考えると、デミオのほうが割安といえます。

デミオはこの廉価グレードでも110馬力と高出力ですが、ノートは70馬力です。

燃費性能は、ノートのほうが優等生ですね。

割安で走りのいいデミオをとるか、広くて燃費のいいノートをとるかーー。

この価格帯では、そんな視点で判断するといいと思います。

標準グレード デミオS vs ノートX

 デミオS(FF)ノートX(FF)
車両本体価格1,490,400円1,523,880円
エンジン水冷直列4気筒DOHC16バルブ水冷直列3気筒DOHC
総排気量1496cc1198cc
最大出力110ps(81kW)/6000rpm79ps(58kW)/6000rpm
最大トルク14.4kg・m(141N・m)/4000rpm10.8kg・m(106N・m)/4400rpm
トランスミッション6ATCVT(無段変速車)
燃料タンク容量44リットル41リットル
使用燃料無鉛レギュラーガソリン無鉛レギュラーガソリン
燃費(JC08モード)19.2km/リットル23.4km/リットル

廉価グレードより装備が充実している標準グレードでも、傾向は変わりません。

車両本体価格はあまり変わりませんが、先進安全技術を標準装備しているデミオのほうが割安といえます。

走りは、1.5リットルの高出力ガソリンエンジンを搭載しているデミオのほうが魅力的ですが、燃費性能はノートのほうがいいです。

ここでも「割安で走りのいいデミオか、広くて燃費もいいノートか」という視点で選択するといいでしょう。

上級グレード デミオS ツーリングLパッケージ vs ノート メダリスト

 デミオSツーリングLパッケージ(FF)ノートメダリスト(FF)
車両本体価格2,019,600円2,091,960円
エンジン水冷直列4気筒DOHC16バルブ水冷直列3気筒DOHCスーパーチャージャー
総排気量1496cc1198cc
最大出力110ps(81kW)/6000rpm98ps(72kW)/5600rpm
最大トルク14.4kg・m(141N・m)/4000rpm14.5kg・m(142N・m)/4400rpm
トランスミッション6ATCVT(無段変速車)
燃料タンク容量44リットル41リットル
使用燃料無鉛レギュラーガソリン無鉛レギュラーガソリン
燃費(JC08モード)19.2km/リットル26.2km/リットル

デミオとノートは、上級グレードになってくると、走りの面でも競り合いがはじまります。

ノート選びは、スーパーチャージャー搭載の高出力エンジンにするかしないかが、ひとつのポイントになります。

スーパーチャージャー搭載の高出力モデルであるノート メダリストの場合、馬力があって、いい走りです。

私もスーパーチャージャー搭載モデルを試してみましたところ、さすが技術の日産!と感心させられる噴きあがりのいい加速でした。

それでも、エンジンの諸データを見ても、デミオが勝っています。

走りの総合力とデザインでは、デミオに軍配が上がりそうです。

デミオの上級グレードは室内のクオリティーも高いので、一度、ディーラーなどで乗ってみることをお薦めします。

室内の広さや燃費のよさでは、ノートのほうが上です。

話題のグレード デミオXD vs ノートe-POWER

最後に、マツダ・デミオと日産ノートの話題モデルを対決させてみましょう。

デミオは、このクラスで唯一のディーゼルエンジン車が売り物です。

2018年のマイナーチェンジでガソリン車も1.5リットルに格上げされ、ディーゼルエンジンと新型ガソリンエンジンの「ツートップ」になってきましたが、燃費の面ではディーゼル車の魅力は捨てがたいです。

一方、ノートは前述のとおり、ノートe-POWERを追加投入したことで、俄然、脚光を浴びるようになりました。

これらの話題のクルマたちのデータを見比べることにしましょう。

どちらも標準モデルを俎上に載せてみます。

 デミオXD(FF)ノートe-POWER(FF)
車両本体価格1,814,400円2,021,760円
エンジン水冷直列4気筒DOHC16バルブ・ディーゼルターボ水冷直列3気筒DOHC+モーター
総排気量1498cc1198cc
最大出力105ps(77kW)/4000rpm79ps(58kW)/5400rpm、モーターは109PS(80kW)/3008-10000rpm
最大トルク25.5kg・m(250N・m)/1500~2500rpm10.5kg・m(103N・m)/3600~5200rpm、モーターは25.9kgf・m(254N・m)/0-3008rpm
トランスミッション6ATCVT(無段変速車)
燃料タンク容量44リットル41リットル
使用燃料軽油無鉛レギュラーガソリン
燃費(JC08モード)26.4km/リットル34.0km/リットル

ノートe-POWERの近未来的な加速は面白い!

デミオのディーゼル車は、「走りのデミオ」を体現したようないいクルマです。

最大トルクが25.5kg・m(250N・m)/1500~2500rpmと非常に太いです。

日常的によく使う中低回転でも、ぐいぐい加速してくれます。

ただし、デミオのディーゼル車は、ほかの一般的なクルマと同じように、アクセルを踏みこんでエンジン回転数を上げないと最大出力は出せません。

それに対して、ノートe-POWERはアクセルを強く踏んだ瞬間から、いきなり最大出力で疾走します。

それはモーターで駆動するからです。

ノートe-POWERのガソリンエンジンは駆動力としては使われず、発電のためにだけ用いられます。

その電力によって、モーターが駆動するしくみになっています。

ノートe-POWERのモーターは、デミオのディーゼルエンジンとほぼ互角のパワーなのですが、なんとも近未来的な走りです。

ディーラーの試乗でノートe-POWERのアクセルを踏んだ人は、この異次元の加速に魅了されます。

長時間走るとエンジン音が気になってくる

ただ、カーシェアリングやレンタカーでノートe-POWERを借り出して長時間走ってみると、ちょっと別の感想も抱きます。

まず、発電のために唸り続けるエンジン音が気になってきます。

エンジンが、乗り手のアクセル操作とは無関係に動いているのです。

それに比べて、デミオのディーゼル車は、乗り手のアクセル操作に機敏に反応して、本当に忠実に動いてくれます。

低重心の運転席に身を沈め、アクセルを加減するうちに、乗り手はデミオと一体になっていけます。

こうした走りを楽しめるデミオをとるか、近未来的なノートe-POWERをとるか……。

結局、どちらがいいかは好みによると思います。

ぜひ、レンタカーやカーシェアリングで試してみてください。

燃料代はほぼ互角、割安感はデミオ

燃費については、数字的にはノートe-POWERが優勢です。

ただデミオのディーゼル車は値段の安い軽油を使いますから、月々の燃料費は、ほぼ互角といえます。

価格面では、デミオが明らかに割安ですね。

室内の広さではノートe-POWERが上回っています。

どちらも2010年代を代表するコンパクトカーです。

最高のクルマたちですから、たっぷり悩んでみてください。

 

【マツダ・デミオ vs 日産 ノート】安全性は?

日産ノートの運転席

 デミオノート
衝突被害軽減ブレーキ(対車両)標準装備(昼夜、4~80km/h走行時)標準装備(昼夜、10~80km/h走行時)
衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)標準装備(昼、10~80km/h走行時)標準装備(昼、10~60km/h走行時)
AT誤発進抑制制御標準装備(前進・後進とも)標準装備(前進・後進とも)
横滑り防止機能標準装備標準装備
車線逸脱警報標準装備標準装備
レーダークルーズコントロール上級グレードにオプション上級グレードに標準装備
カーテンエアバッグ標準装備オプション装備(一部は設定なし)

屈指の安全性能を誇るデミオ

先進安全性を全車標準装備

先進安全性能についても比較してみましょう。

マツダ・デミオは、2017年11月のマイナーチェンジで安全性能を飛躍的に高めて話題になりました。

まず衝突被害軽減ブレーキ(いわゆる自動ブレーキ)を、次のように性能アップさせました。

ビフォー:時速30キロ以下で車両に対してだけ有効

アフター:車両だけでなく歩行者も検知(対車両:約4~80km/h走行時、対歩行者:約10~80km/h走行時)

このほか、斜め後ろから接近するクルマを検知して警報を出す「ブラインド・スポット・モニタリング」や、駐車場でバックするときにクルマが接近したら警報を出す「リア・クロス・トラフィック・アラート」などを標準装備しました。

これらの先進安全技術を、オプションでなく、全車標準装備にしたところがすごいです。

さらに上級グレードの場合、オプションで「スマートブレーキサポート&マツダレーダークルーズコントロール」を装着すれば、対車両の衝突被害軽減ブレーキは100km/hまで作動します。

マツダ・デミオは、コンパクトカーとして屈指の安全性能を誇るクルマとなりました。

現在、政府は、被害軽減ブレーキなどを搭載したクルマを「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」の愛称で呼び、普及させようとしています。

デミオは、すべてのグレードが、このサポカーSの最上級にあたる「サポカーS・ワイド」に該当しています。

ノートは一部車種で未対応の装備も

購入前にぜひ確認を

これに対して日産ノートの安全装備はどうなっているのでしょうか。

ノートは、早くから衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術を採り入れてきたクルマです。

このため、ネット上でもノートの安全性能が高いことを強調する情報が多く見られます。

実際、上の比較表をみると、かなりの項目に対応しています。

上位グレードでは、車線を逸脱したときには警報だけでなく、車線内に戻す操作を促す「車線逸脱防止支援システム」も装備されています。

ただ、上述のとおり、デミオが2017年に全車で安全性能を大幅に高めたので、全体的にはいまのところ、デミオが上回っています。

ノートの場合、たとえば、カーテンエアバッグが標準装備ではなく、オプション装備とされていて、廉価グレードでは設定もありません。

グレードによって安全装備に差が見受けられます。

もしノートを購入するなら、あなたの買うグレードの安全装備がどうなっているか、ディーラーに確認したほうがいいでしょう。

 

日産ノートに試乗するには…

日産ノート ノーマルタイプ

日産ノート ノーマルタイプ 運転席

日産ノート ノーマルタイプ バックミラー

※ このクルマは通常の日産ノートです。

日産のカーシェアがお薦め!

デミオもノートも、個性的な走りに魅力があります。

もしあなたが、どっちがいいか迷っているなら、実際に試乗して走りを体験することをお薦めします。

ディーラーで試乗するのも悪くはないですが、ディーラーでは営業担当者が同乗するために、じっくりと試すことができません。

時間的にもあまり長く乗れず、高速走行を試せない場合もあります。

そこでお薦めしたいのは、カーシェアリングやレンタカーによる試乗です。

日産ノートの場合、いちばんお薦めしたいのは、日産が始めたカーシェアリングサービスの「e-シェアモビ」です。

日産のマーケティングを兼ねたサービスですので、かなりリーズナブルな価格で、最新のノートe-POWERに試乗することができます。

「e-シェアモビ」については、私は、親サイトの「コンパクトカーでいこう!」で説明しておりいます。

よければ、ここをご参照ください。

大手カーシェアサービスで気軽に試す

「e-シェアモビ」のほかに、タイムズカーシェアやカレコ・カーシェアリングクラブ(略称=カレコ)、オリックスカーシェアなどの大手カーシェアリングサービスを利用してもいいでしょう。

デミオかノートか決めかねているなら、これらのサービスで両方試乗してみる手もあります。

大手カーシェアリングサービスでは、あなたの近所にノートe-POWERがあるかどうかはわかりません。

ただ、通常のノートであれば、スーパーチャージャー搭載の上級グレードも、非搭載の標準グレードも見つかると思います。

1回15分程度から乗れるのがカーシェアリングの利点です。

いろんなデミオと、いろんなノートを短時間ずつ乗ってみて判断すれば、間違えがないでしょう。

日産レンタカーでも試乗可能

日産は、系列の日産レンタカーでノートを幅広く取り扱っています。

もし旅行やドライブに行く予定があれば、そんなときに日産レンタカーでノートを借りてみるの面白いですね。

日産レンタカーでは、ノートe-POWERを指定して借りることもできます。

6時間以上の長時間にわたって借りるなら、カーシェアリングよりもレンタカーのほうが割安なことが多いです。

長時間乗れば、あなたにとってノートe-POWERの走りが楽しいものかどうか、はっきりしてくるでしょう。

そのうえでチョイスしてみてはいかがでしょうか。

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

残りのライバル車についても下記のページからご覧いただけます。

 

もしよければ、親サイトのほうにも立ち寄ってみてください。

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